今回は
フロントブレーキについて
制動力や操作感に不満があったので
リフレッシュついでに
カスタムしたいと思います。
※ブレーキは命に関わる重要な部品です。
少しでも不安のある方は
整備士のいるバイクショップへ
作業を依頼してください。
目次
フロントブレーキのカスタム
フロントブレーキに関しては
キャリパーが色褪せしており
ボルトのサビも
目立つような状態だったので、
オーバーホールするよりも
交換してしまう方が
良いと考えていました。
ブレーキキャリパーはCB400SF(NC39)から流用
キャリパーに関しては
綺麗なノーマル中古品をヤフオクで
探していましたが、
NSR250R用として
綺麗なものは価格が高く、
他車種から流用することにしました。
MC28の
ブレーキキャリパーの取り付けピッチは
62mm
CB1000SFやVTR1000、
RVF400が同じ形をしていて、
パッドピンが1本のタイプ。
他にもCBR600F4iやCBR929、
CB1300SF、そしてCB400SFに
採用されている
パッドピンが2本のタイプも
ピッチが同じ62mm
なので流用取り付けできます。
このパッドピン2本タイプの
純正キャリパーは
見た目が同じキャリパーでも
車種によってピストン径が違います。
φ34mm+φ32mm CBR600F4i
φ34mm+φ30mm CBR929RR
φ32mm+φ30mm CB400SF(NC39)
φ30mm+φ30mm CB1300SF(SC54)
などなど種類があるようです。
今回は
比較的新しい年式のバイクに採用されている
パッドピンが2本のタイプの方が
性能も今後のパーツ供給性も
高いだろうと
パッドピンが2本のタイプ
にしようと思いました。
マスターシリンダーを14mmのまま、
もしくは
φ17のラジアルポンプマスターを使って、
φ34mm+φ32mmのキャリパー
なんかを選んでしまうと
ブレーキタッチは
かなりソフトなると予想できますので
気をつけましょう。
私が今回選んだのは
φ32mm+φ30mm
のCB400SF Spec3(NC39)のもの。
NSR250R(MC28)の
キャリパーピストン径は
φ30mm+φ27mm
でしたので
少しピストン径が大きくなります。
ワリと綺麗な中古品が安く買えました。
ブレーキパッドもヤフオクで発見。
デイトナのゴールデンパッドが
新品長期保管品で半額で買えました。
ラッキー ( ´∀`)v
ブレーキパッドは
キャリパーピストン径が違っても
共通なようです。
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新品パッドは
面取りしてから使います。
ブレーキ鳴き防止になります。
マスターシリンダーはラジアルポンプに変更
キャリパーのピストン径が
大きくなったので
ノーマルのままだと
タッチがふわりとした
ブレーキになってしまいます。
なのでマスターシリンダーも
サイズを大きく変更して
ブレーキタッチを良くします。
マスターシリンダーには
デイトナから発売されている、
NISSIN製
ラジアルブレーキマスターシリンダー
を選びました。
箱から飛び出る
威勢のよいものが届きましたよw
ラジアルポンプマスターの
- φ19 は横型の5/8インチ
- φ17 は横型の14mm
という風に互換対応されています。
NSR250Rのノーマル
フロントブレーキマスターシリンダーは
14mmなので、
ラジアルポンプマスターに変更すると
通常ならφ17となります。
ラジアルポンプマスターは
操作性が上がるものの、
ブレーキタッチは横型よりも
ソフトタッチになります。
私はどちらかというと
「カチッ」
としたブレーキタッチが好きで、
キャリパーのピストン径も
大きくなっているので
今回はφ19を選びました。
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ハンドルもカタナ400から流用
ついでなのでハンドルも交換しました。
スズキGSX400Sカタナのハンドルです、
こちらもヤフオクで中古品をゲット。
ノーマルよりもハンドル位置を上げ、
しぼりも強くできるので
ポジションが楽になります。
また、絞ることによって
マスターシリンダーとメーターが
干渉した場合の問題解決にも
役立ちます。
シャーシブラックで根元を塗装しました。
各パーツ取り付け
まず、キャリパー。
ボルトオンです。
マスターシリンダーは
付属のステーだと
マスターシリンダーカップが
確実にカウルへ干渉してしまうので、
ハンドルの取り付けボルトから
ステーを伸ばして
カップを固定することにしました。
トップブリッジを外します、
トップナットは30mmでした。
ハンドルを抜く前に
マスターシリンダーを外しました。
バンジョーボルトには何やら不純物がいっぱい付着していました・・・
続いてハンドルと
マスターシリンダーを交換。
一番気になる
メーターへの干渉は・・・
メーター横に取り付けた
ETCへソフトタッチで
ギリギリセーフ!
おそらくMC21だったら
メーターの幅が広いので
苦戦していたでしょう。
アッパーカウルが接触しない
ギリギリまでハンドル位置を
上げました。
だいぶポジションは
楽になったと思います。
ハンドルの角度を左右同じにするために
▼特殊工具を自作しました
あと、400カタナのハンドルの方が
NSR250Rのハンドルよりも
少し長いのでレバー位置に
余裕ができました。
クラッチレバーを
内側へオフセットすることにより
レバー操作が楽になりましたよ。
ブレーキホースは
スウェッジラインのカラーオーダーで
ブラックホース/ブラックバンジョーに
しましたが、
ぱっと見はノーマルですwww
完成〜!
さっそく
ワインディングで
テストしてみましたが、
感想としては
もう最高!
ブレーキタッチが絶妙で
安心して握りこんでいけます。
ゴールデンパッド
の効果も大きいですが、
確実に制動力も上がっています。
古いバイクは
こういうカスタム後の変化が
大きいのも魅力ですね!