レンタルバイクで
色々なバイクに乗っていると
NSR250Rって
結構クラッチ重いなぁ
と感じることが増えました。
ひょっとしたら
正常ではないのかも?
という考えもあって
整備とカスタムをしてみました。
クラッチスプリングの音鳴り
まず、クラッチワイヤーは
ステンレスの新品に
交換してあるので、
問題ないでしょう。
次にアヤシイのは
最近クラッチミートするときに
聞こえる小さな
「キィ」という音です。
どうもスプリングが
鳴いているような音だったので
クラッチスプリングをとめている
ワッシャーを見てみると
ずいぶん摩耗してました。
写真左が摩耗したワッシャーで
右側が新品です。
レコード盤のようになった
ワッシャーの上を
クラッチスプリングが動いて
音を出していたのです。
- ワツシヤー 6MM
純正品番:90406-kv3-780 - ボルト,6カク 6X20
純正品番:92101-06020-4j
クラッチリフターの交換
クラッチリフターの摩耗は
クラッチ操作の『重さ』には
関係がない部分ですが、
ここが摩耗していると
クラッチの切れが悪くなります。
クラッチスプリングの
ワッシャー摩耗のこともあり
クラッチリフターピースを
点検してみます。
クラッチハウジングの
センターに刺さっているのが
リフターピースです。
クラッチリフターとロッドの
間にある小さな鉄球がメリ込んで
ちょっと叩かないと
球が落ちてこないほど
摩耗してました。
クラッチリフターピースと
クラッチリフターロッドの
純正部品は廃盤。
しかしDMR-JAPANさんから
同等品が発売されています。
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リフターピースのOリングと
リフターピースとロッドの間に
挟まっている鉄球は
純正部品を手配しました。
- ボール,スチール #8
純正品番:96211-08000 - Oリング
純正品番:91302-kv3-781
左が新品、右が摩耗したもの。
新品のリフターピースの中は
平らですね。
これではクラッチを切った時の
リフターの移動量が
変わってしまいます。
つまり摩耗が進むと
クラッチの切れが悪くなり
ワイヤーで調整しきれなくなります。
リフターロッドにOリングを
装着します。
表裏があるので注意しましょう。
溝のある方が車体内側です。
横から見ると溝のある方は
末広がりになっています。
ロッドはドライバーの先に
強力な両面テープを張り付けて
ロッドに押し当てて
ゆっくり引き抜きます。
鉄球も中に残っている場合は
同じ要領で出せると思います。
※写真はエンジンOH時のものです
新品を組み付けて
クラッチワイヤーを取り付けますが
クラッチワイヤーの張り調整を
緩めてからワイヤーを取り付けましょう。
リフト量が変わっているので
張りが強くなっています。
交換した感想としては
クラッチワイヤーの調整域が
変わっただけで
体感できるものではありませんでした。
体感できるほど消耗した状態からの
交換では遅すぎるのでしょう。