レンタルバイクで
色々なバイクに乗っていると
NSR250Rって
結構クラッチ重いなぁ
と感じることが増えました。

ひょっとしたら
正常ではないのかも?
という考えもあって
整備とカスタムをしてみました。

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 1

 

クラッチスプリングの音鳴り

まず、クラッチワイヤーは
ステンレスの新品に
交換してあるので、
問題ないでしょう。

 

次にアヤシイのは
最近クラッチミートするときに
聞こえる小さな
「キィ」という音です。

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 2

 

どうもスプリングが
鳴いているような音だったので
クラッチスプリングをとめている
ワッシャーを見てみると
ずいぶん摩耗してました。

写真左が摩耗したワッシャーで
右側が新品です。

レコード盤のようになった
ワッシャーの上を
クラッチスプリングが動いて
音を出していたのです。

  • ワツシヤー 6MM
    純正品番:90406-kv3-780
  • ボルト,6カク 6X20
    純正品番:92101-06020-4j

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 3

 

クラッチリフターの交換

クラッチリフターの摩耗は
クラッチ操作の『重さ』には
関係がない部分ですが、
ここが摩耗していると
クラッチの切れが悪くなります。
クラッチスプリングの
ワッシャー摩耗のこともあり
クラッチリフターピースを
点検してみます。

クラッチハウジングの
センターに刺さっているのが
リフターピースです。

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 4

 

クラッチリフターとロッドの
間にある小さな鉄球がメリ込んで
ちょっと叩かないと
球が落ちてこないほど
摩耗してました。

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 5

 

クラッチリフターピースと
クラッチリフターロッドの
純正部品は廃盤。

しかしDMR-JAPANさんから
同等品が発売されています。

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リフターピースのOリングと
リフターピースとロッドの間に
挟まっている鉄球は
純正部品を手配しました。

  • ボール,スチール #8
    純正品番:96211-08000
  • Oリング
    純正品番:91302-kv3-781

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 6

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 7

 

左が新品、右が摩耗したもの。
新品のリフターピースの中は
平らですね。
これではクラッチを切った時の
リフターの移動量が
変わってしまいます。

つまり摩耗が進むと
クラッチの切れが悪くなり
ワイヤーで調整しきれなくなります。

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リフターロッドにOリングを
装着します。

表裏があるので注意しましょう。

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 9

 

溝のある方が車体内側です。

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横から見ると溝のある方は
末広がりになっています。

NSR250R クラッチリフター DRCウルトラライトクラッチ 軽い 切れる 11

 

ロッドはドライバーの先に
強力な両面テープを張り付けて

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ロッドに押し当てて
ゆっくり引き抜きます。
鉄球も中に残っている場合は
同じ要領で出せると思います。

※写真はエンジンOH時のものです

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新品を組み付けて
クラッチワイヤーを取り付けますが
クラッチワイヤーの張り調整を
緩めてからワイヤーを取り付けましょう。

リフト量が変わっているので
張りが強くなっています。

交換した感想としては
クラッチワイヤーの調整域が
変わっただけで
体感できるものではありませんでした。

体感できるほど消耗した状態からの
交換では遅すぎるのでしょう。